ダンサーのためのスタッフ塾

ダンサーのためのスタッフ塾では
テクニカルの習得を目指すものではなく
テクニカルなことをスタッフとのコミュニケーションを通し
どのようにすれば自分の作品に活かしていくことが出来るかを目的としています。

作品を観に来ているお客様に届けるためにはスタッフとのコミュニケーションが必要です。
進行表はその役割を担うひとつのツールとして大事だと思います。
特にフェスティバルやショーケースではスタッフとの話し合える時間が限られています。
「自分のやりたいことは何か」をちゃんと伝えて欲しい。
やりたいことを的確に伝えることができれば作品をよりよくするための時間も作ることができます。
またダンサーにとって有用な音響のことや照明のことを抽出し講義をし、「通し稽古をみる」ではスタッフの視点から通し稽古を見てもらい作品を創るということを多角的に考え直す機会になればと思います。

進行表のこと………進行表の書き方は大きくはそのポイントを伝えることができるが、どのように書けば正しいという正解はない。また進行表だけですべて伝わるように作らなければならない訳でもない。どのようなことをポイントとして書くとスタッフとの円滑なコミュニケーションをとることができるのか。その役割を見直してみよう。

音響のこと………犬の鳴き声を想像してみよう。犬が同じように吠えたとしても、温暖な昼間より肌寒い夜の方がよく響くイメージはないだろうか。あるいは何もない空間に音だけが鳴っているとして、そこにひとりの人間が入ってきたら、音の聞こえ方はどのように変化するのだろうか?
様々な条件下にある劇場・ホールにおいて、音の調整は軽視されることが多い。今回の「音響のこと」は、音量・音圧・音質、そして人間の心理による聴覚の変化など、1つずつ音の特徴を見直して、自分の作品に対する意識を高めてもらえたらと考えています。

照明のこと………照明の灯台の種類やその特徴、どんな色があるのか。あかりの方向が変わることで人物の見え方がどのように変化するのかを確認してみよう。また、明かりのイメージを伝えることは非常に難しいがどのように伝えるとより効果的かを考え具体的なイメージや抽象的なイメージのパターンに分けて考えてみよう。

通し稽古をみる………スタッフの視点から作品をみてみよう。お客の視点(自分の見方)からは一度はずれ、そのダンサー(演出や振付け)がどのように考え作品を作り音楽や振付けや構成などから何を伝えようとしているのかをまずうけとめよう。そこで感じたことを話、他の方の言葉を聞き、作品を作る過程において何が大事になっていくのかを見つめ直し、よりよい作品づくりに必要なこととは何かを共に考えてみよう。

●スケジュール詳細

・5月17日(土)
A. 13:30〜16:30 進行表のこと(三枝淳)
B. 18:00〜21:00 照明のこと(三枝淳)

・5月18日(日)
C. 13:30〜16:30 音響のこと(畑圭)
D. 18:00〜21:00 通し稽古をみる(ゲストダンサー玉内集子)

・6月28日(土)
E. 13:30〜16:30 進行表のこと(三枝淳)
F. 18:00〜21:00 通し稽古をみる(ゲストダンサー川口隆夫)

・6月29日(日)
G. 13:30〜16:30 照明のこと(三枝淳)
H. 18:00〜21:00 音響のこと(畑圭)

ダンサーのためのスタッフ塾では参加者からの質問を事前に聞いて出来る範囲でプログラムの中に取り入れています。こちらからの一方的な講義ではなく直接のやりとりをしてもらうことでより実践に役立つことを得ていただけたらと考えています。基本の内容はありますがそのときの流れを大事にしているので同じ講座名でも多少内容が変わってきます。

●日時・場所 
2014/5/17(土)〜18(日)、6/28(土)〜6/29(日) StudioGOO

地図

●受講料 
1コマ2,000円/2コマ3,500円/3コマ4,500円/4コマ5,000円/以降1コマ+1,000円
※学生は500円引き

●主な対象 
コンテンポラリーダンサー、舞踏家(又は興味のある方)

●定員 
15名程度

●応募締切 
受けたい講座の1週間前まで(先着順、定員になり次第締切致します)

●応募方法 
件名に「ダンサーのためのスタッフ塾受講希望」として、下記の内容をご記入の上メールにてお申し込みください。
1.お名前/2.フリガナ/3.電話番号/4.メールアドレス/5.受けたい講座数/6.受けたい講座のアルファベット/7.質問(申し込み後でも可)

●お問い合せ・申込先
info(at)staffjuku.com 三枝淳

●スタッフの方の見学希望も受け付けています。
見学希望の方は件名に「ダンサーのためのスタッフ塾見学希望」として、下記の内容をご記入の上メールにてお申し込みください。
1.お名前/2.フリガナ/3.電話番号/4.メールアドレス/5.見学したい講座のアルファベット/6.職種(例.舞台監督)
会場の都合上人数をみて早めに終了させていただく場合がありますのでご了承ください。

●主催 スタッフ塾
●協力 吉福敦子、StudioGOO、川俣勝人、西村龍積

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